検査項目

心臓が全身に血液を送り出すときに生じる、血管（動脈）壁に加わる圧力をいいます。高血圧状態が続くと、心臓に負荷がかかり、血管が傷ついたりします。

中性脂肪は皮下脂肪の主な成分で、糖質、アルコールなどを摂りすぎると中性脂肪が増え、動脈硬化の原因になります。

血管壁にたまった悪玉のLDLコレステロールを肝臓に運び処理する善玉コレステロールで、動脈硬化を防ぐと言われています。

コレステロールの中でも特に動脈硬化に対して悪影響を与えると言われる悪玉コレステロールです。

血中脂質による脳・心血管疾患の発症予測の指標のひとつです。

血中のブドウ糖（血糖）は食後上昇し、時間がたつと低下します。高値で糖尿病を疑います。

過去1～2ヶ月の平均血糖値を反映し、糖尿病の診断に用いられます。また、血糖コントロール状態の指標となります。

血液中の糖分が一定の値を超えると尿中に排泄されます。糖尿病を診断する第１歩となります。

心筋、肝臓、骨格筋、腎臓などに存在する酵素で、肝障害や心筋梗塞で高値となります。

肝臓、腎臓などに存在する酵素で、肝疾患を診断する指標となります。特に急性の肝疾患で高値となります。

脂肪肝や、飲酒、薬剤などによる肝障害、胆道系の異常などで上昇します。

肝臓から十二指腸に至る胆汁の流出経路（胆道系）の異常や、骨の異常等で上昇し、甲状腺異常でも変動します。

胆汁の成分であるビリルビンが血液中に増えると、黄疸などがおこります。

総ビリルビンのうち、肝臓で処理された後のビリルビンを直接ビリルビンと呼びます。肝障害、胆汁うっ滞、閉塞性黄疸で増加します。

肝臓で作られる酵素の一つで、肝臓に障害が起こると増減します。

心臓、赤血球、筋肉に多く含まれ、これらが障害を受けると上昇します。

血液中のたんぱく質の総量で、たんぱく質を作る肝臓と、排出する腎臓に障害が起こると増減します。

血液中のたんぱく質のうちで最も多く含まれているのがアルブミンです。肝臓障害、栄養障害、ネフローゼ症候群などで減少します。

正常でも少量は尿中に存在します。肝臓や胆道系の障害を反映し、過度の飲酒や疲労でも増加します。

B型肝炎ウイルスの感染を調べます。抗原が（+）なら現在、抗体が（+）なら過去の感染を示します。

C型肝炎ウイルスの感染を調べます。（+）の場合、ウイルスが体内に存在している可能性がありますので、詳しい検査が必要です。

腎臓に障害があると陽性になります。正常の方でも激しい運動の後などに陽性になることがあります。

腎臓や尿管、膀胱など、尿の通り道から出血の有無を調べる検査です。

代謝産物の一種で、腎臓から排泄されます。腎機能の低下で上昇します。

老廃物を尿へ排泄する腎臓の能力を示したもので、腎臓が悪くなると低い値となります。

尿中に排泄される代謝産物の一種で、腎臓が悪くなると高い値となります。

プリン体の摂りすぎや、腎臓の障害で上昇します。高値が続くと痛風発作を引き起こします。

赤血球は血液の中で酸素を運ぶ働きをします。減少すると貧血を疑います。

赤血球の中の赤い色素（ヘモグロビン）で、酸素を運ぶ働きをします。減少すると貧血を疑います。

血液中の赤血球の容積で、赤血球、血色素と合わせて、貧血の種類の判定に用いられます。

血液中の鉄分の過不足を調べる検査です。

白血球は、体内に侵入した細菌や異物を処理します。炎症や感染症で増加します。

出血を止める働きをします。血液の病気や慢性の肝疾患で減少します。

手首と足首、胸に電極をつけて心臓から発生する微量の活動電流をみることにより、不整脈や心臓の異常を調べます。

肺や心臓などの異常を調べる検査です。

胸部全体を0.8～5㎜間隔の断面像で確認します。低線量かつ短時間の撮影で、早期の肺がんを発見することが可能です。

採取した痰を顕微鏡で観察し、がん細胞などの有無を調べます。

大きく息を吸い込んで、思い切り吐き出した空気量を肺活量、標準値の何％にあたるかを調べたものを％肺活量と言います。 1秒間に吐き出すことができる量（１秒量）が、一気に吐き出したときの肺活量（努力性肺活量）の何パーセントにあたるかを１秒率と言います。

バリウムを飲んでエックス線写真で胃や十二指腸の病変を調べます。

口もしくは鼻から内視鏡を挿入し、胃の内部を直接観察します。

消化管の出血の有無を調べます。（+）の場合、大腸ポリープ、大腸がんなどが疑われます。

眼底の血管や網膜・視神経などの状態を調べます。眼科の疾患だけでなく、高血圧や動脈硬化の程度も判断することができます。

超音波器具を用いて、肝臓、胆のう、すい臓、腎臓、脾臓などの臓器を観察します。

専用の装置で乳房を圧迫し、エックス線撮影をします。４０歳未満の方は乳腺が発達しており、病変を発見しづらいためマンモグラフィはあまり適しません。

乳房用超音波診断器具を使い、乳腺を観察します。乳腺の濃度に影響を受けないので、若い人にも適しています。

子宮の細胞を細いブラシで採取し、顕微鏡でがん細胞の有無や種類を調べます。

踵の骨に超音波を当て、骨の強さを反映する測定方法で、骨粗しょう症の検査です。

眼球内部の圧力を測定します。眼圧が高くなると、視神経が障害されやすくなります。

再検査を受ける場合の診療科‣ 眼科

超音波器具を用いて、頸動脈の詰まりや動脈の壁の硬さ、脳梗塞の原因となりうるプラークの有無などを調べる検査です。

再検査を受ける場合の診療科   ‣ 内科（循環器）　脳神経外科

炎症が発生したときなどに血液中に増加する物質の一種で、炎症の有無を判定する際に行われる検査です。

再検査を受ける場合の診療科   ‣ 内科

消化酵素の一つで、主にすい臓や唾液腺から分泌されます。すい臓や唾液腺に障害が起こると、血中や尿中のアミラーゼ量が多くなります。

再検査を受ける場合の診療科   ‣ 内科

甲状腺に働きかけ、甲状腺ホルモンの分泌を促す働きをします。甲状腺機能を調べる検査で、血液中の甲状腺ホルモンが高いとTSHは低くなり、低いとTSHが高くなります。

再検査を受ける場合の診療科   ‣ 内科

前立腺がんや前立腺の疾患で高値になることがあります。

再検査を受ける場合の診療科   ‣ 泌尿器科

主に肝臓がんや、肝炎、肝硬変などで高値を示すことがあります。妊娠中にも上昇します。

再検査を受ける場合の診療科   ‣ 内科（消化器）

消化器系（大腸・胃・膵臓・胆道など）のがん、または肺がん、甲状腺がん、乳がん、卵巣がんで高値を示します。

再検査を受ける場合の診療科   ‣ 内科（消化器など）