特定保健指導とは
特定健診(いわゆる「メタボ健診」)の結果をもとに、メタボリックシンドロームや生活習慣病のリスクが高いと判断された方を対象に実施されるサポートです。対象となった方に対しては、保健師や管理栄養士などの専門スタッフが、現在の生活習慣を一緒に振り返り、無理のない改善方法を考えながら継続的な支援を行います。食事や運動などの日常生活に直結する部分を見直すことで、生活習慣病の予防や健康維持につなげていくことを目的としています。
支援の種類
積極的支援
保健師や管理栄養士などの専門スタッフが面接を行い、個別に目標と行動計画を設定します。その上で、3か月以上の期間にわたり、継続的に生活習慣の改善をサポートします。面接は対面またはオンラインで実施されるほか、経過確認やフォローを通じて、取り組みが継続できるよう伴走していきます。食事・運動・生活リズムの改善などを段階的に実践することで、無理のない形で習慣化を目指します。
動機づけ支援
こちらも保健師や管理栄養士が面接を行い、生活習慣改善に向けた動機づけを中心にサポートします。個別に目標と計画を立て、改善に取り組むきっかけづくりを行います。積極的支援と比べると短期間で終了しますが、意識を高め、生活改善を始めるための第一歩となる支援です。
基本スケジュール

健診当日に初回面接を分割して実施する場合

・サポートツール: 担当者(専門スタッフ)からのメッセージ確認などは「MiEL」を使います。日々の記録で入力されたデータやアプリでの外部サービス(iOS Android の標準ヘルスケアアプリ)との連携は、タイムリーに担当者と共有することが出来ます。

外部サイトリンク 特定保健指導支援システム「MIEL(ミエル)」
https://dx.nid.co.jp/services/miel
追加リスク(基準となる数値)
特定保健指導の対象かどうかを判断する際には、腹囲(ウエスト周囲径)に加えて、以下のようなリスク要因があるかを確認します。

- 血圧
収縮期血圧(上の血圧)が130mmHg以上、または
拡張期血圧(下の血圧)が85mmHg以上 - 中性脂肪
空腹時中性脂肪が150mg/dL以上。
やむを得ず空腹でない場合は、随時中性脂肪175mg/dL以上を基準とします。 - 血糖値
空腹時血糖が100mg/dL以上、または
随時血糖が100mg/dL以上、もしくはHbA1cが5.6%以上 - 喫煙習慣
たばこを習慣的に吸っている方。
ただし、①~③までのリスクが1つ以上ある場合にのみ追加でカウントされます。
※なお、高血圧症・脂質異常症・糖尿病の治療薬をすでに服用している方は、特定保健指導の対象外となります。
特定保健指導を受講された方からの声
※コメントは内容を損なわない範囲で一部編集・要約しています
よくある質問
Q. 特定保健指導は誰でも受けられますか?
A. 特定保健指導は、すべての方が受けられるわけではありません。特定健診の結果をもとに判定が行われ、メタボリックシンドロームのリスクが高いと判断された方が対象となります。健診結果によっては対象外となる場合もありますので、まずは健診の案内や結果をご確認ください。
Q. 特定保健指導を過去に受けたことがありますが、今年も受けなければなりませんか?
A. 特定保健指導は毎年の健診結果に基づいて判定されます。そのため、対象となられた方には毎年ご案内が届きますが、受講自体は義務ではなく任意となっています。過去に受けたことがある方でも、今年も対象となった場合は改めて受講いただくことができますし、ご自身の体調管理や生活習慣の見直しのきっかけとして活用いただけます。
Q. 特定保健指導の面接は何回あるのですか?
A. 面接回数は受ける支援の種類によって異なります。動機付け支援の場合は、初回面接(対面またはオンライン)の1回のみで終了します。積極的支援の場合は、初回面接に加えて3か月後にもう一度面接(対面またはオンライン)を行うのが基本の流れです。ただし、3か月間の支援の方法については柔軟に対応しており、専門スタッフと相談の上で、面接以外にもメールや電話など、ご自身の生活スタイルに合った形を選択することが可能です。
Q. 初回面接にかかる時間はどのくらいですか?
A. 初回の面接は、通常30分程度を目安としています。内容としては、健診結果の振り返りや、今後どのように生活習慣を改善していくかといった相談が中心です。お一人おひとりの状況に合わせて進めていきますので、必要に応じて少し長くなる場合もありますが、できるだけ無理のない範囲でご参加いただけるよう配慮しています。